五感で切り替える。私のオン・オフスイッチ習慣11選

気合いを入れるではなく、
音や香り、着るものや場所で、
気持ちを「しれっとオン・オフ」。
五感でゆるやかに切り替える、
私の習慣11選をご紹介します。

目次

五感で切り替える。私のオン・オフスイッチ習慣11選

はじめに


会社員時代、私は朝スーツを着て
メイクをして髪をまとめて出かけることで、
自然と「仕事モード」に切り替わっていました。

でも、起業して在宅で
仕事をするようになってから、
その“切り替え”がとても難しくなったのです。

だから最初は自分に「気合い」を入れて
やっていたのですが、なんかしんどい。
と思うようになりました。

このブログでは、
オンもオフも、どちらも
“自分のリズム”を整えるための習慣について
私の習慣と最近読んだ本から紹介します。

「中庸(ちゅうよう)」を知る


オンとオフがうまく切り替えらなかった時、
高橋貴子先生の本を読んで
知った言葉があります。

それは、「中庸(ちゅうよう)」

中庸とは、物ごとを極端にしすぎず、
ちょうどいいバランスを保つこと。

東洋の思想やマクロビオティックでも
大切にされている考え方です。


“やる気を出す”というのは、
実は一時的に陽に振り切る行為。
上がれば必ず下がる。

一時的に高ぶることで動き出せても、
その反動で心や体に負担
かかることもあります。

それを知ってからは、
極端に上げたり下げたりせず、
できるだけフラットに
ニュートラルな心の状態
「しれっとオン」できるような、
穏やかで自然な切り替えを目指しています。


そう思うようになってから、
私は五感を使ってスイッチを入れる方法
いろいろ試すようになりました。

自分に無理をかけずに
“行動を起こすための仕組み”です。

そして、もう一つ気づいたのは、
「オン」だけでなく
「オフ」のスイッチも同じくらい大切
だということです。

仕事を始めるときに、
自分に合ったスイッチで“オン”にする。

けれど、ずっとスイッチを
入れっぱなしでは疲れてしまいます。

だからこそ、終わったあとの
“オフ”への切り替えも意識しないと、
メリハリがなくなってしまいます。

最近のお気に入りスイッチは「音」


来年は、「旅をしながらしごとをする」
と決めている私。

だから、それに向けて
自分のスイッチが入る音楽ないかな?
と探していたんです。

友人とスーパー銭湯に行って、
飛行機を眺めている時に


ANAの国際線に乗った時の
あの音楽聴いたらワクワクが止まらんねんなー

って話をしていて思い出しました、あの曲。

私が初めて一人で海外に旅立った時の
記憶と深くつながっていて、
今でもその音が流れると
「これから旅が始まる!」
というワクワクした気持ち

ふわっと湧いてきます。

最近では、この曲を聴きながら
仕事を始めるのが、
私にとってのスイッチのひとつになっています。

葉加瀬太郎さんの
「Another Sky(アナザースカイ)」

しかも、1時間の作業用に
どなたかがしてくれているのです。
ありがたい!

音には、記憶を呼び起こし、
感情を動かす力がありますよね。

ちなみに、テンポ80〜100の音楽を流すと
脳波がリズムに同調しやすく、
集中力が高まるそうです。

ちなみに、Another Sky は
テンポ106でした。

ちょっと早めかもしれないけれど、
私にとってはたまらない曲です。

五感で整える、日常のスイッチ

私が普段実践している、
オン・オフを切り替えるための
スイッチ習慣を箇条書きでまとめてみました。

【オン(集中・仕事モード)】

①服を着替える
(部屋着のままだと気が緩みやすいので、
 軽くでも“外着”に変えるだけで
 気持ちが切り替わります)

②机を整える
(視界に入るノイズを減らすことで、
 自然と集中しやすくなります)

③ハーブティーを飲む
(ミントやホーリーバジルなど、
 香りと清涼感で頭がシャキッとします)

④好きな音楽を聴く
(私の場合は「アナザースカイ」、
 旅に出る感覚が背中を押してくれます)

⑤カフェに行く/場所を変える
(自宅だと気が緩むときは、
 空間そのものを変える)

⑥窓を開けて換気する
(空気を入れ替えることで気が整い、
 気分も切り替わります)

【オフ(リラックス・休息モード)】

⑦ハーブティー/甘糀を飲む
(カモミールティーがお気に入り、
 甘糀(あま酒)は疲労回復・お肌の修復に)

⑧照明を間接照明に切り替える
(アジアンテイストのあたたかい光で、
 視覚からもリラックス)

⑨アロマを嗅ぐ
(ラベンダーが多い)

⑩湯船につかる
(シャワーだけでなく、湯船につかる)

⑪パジャマに着替える
(寝る服に着替えるだけで、
 体も「休む準備」を始めます)

これらはすべて、
私にとっての「切り替えの合図」。
行動そのものが五感に働きかけて、
自然と心も体も整っていくのを感じています。

「スイッチを入れる」ことに注目しがちですが、
「スイッチを切る」ことも
同じくらい大切ですよね。

「没入読書」から学んだ習慣化のヒント

没入読書 単行本(ソフトカバー) – 2025/3/13
渡邊 康弘 (著)

最近読んだ、渡邊康弘さんの
『没入読書』という本の中にも、
スイッチを入れるヒントが書かれていました。

その中で紹介されていたのが
「アンカー(条件付け)を作る」
という考え方。

これは、何かひとつの行動や感覚と読書
(または集中)を結びつけることで、
脳がその合図で自然と集中モードに
切り替わるというものです。

たとえば、

  • 電車に乗ったら読む(同じ場所)
  • カフェに行ったら読む(同じ場所)
  • 特定のアロマを嗅いで読む(香り)
  • コーヒーを飲んだら読む(飲み物)
  • 朝の決まった時間に読む(時間)

など、日常の中に“読書スイッチ”を
埋め込んでいく方法が紹介されていて、
「これは仕事や習慣づくりにも応用できる!」
と感じました。

テンションに頼らず、
条件反射のように「始めること」を
体に覚えさせておく。

これが、長く続ける鍵なのだと思います。

リスナーさんのスイッチ方法


毎日おひる12時から、
LINEオープンチャットで毎日の気づきを
30分ほどお話しているのですが、
その中でリスナーのみなさんからの
スイッチ方法を教えてもらいました。

香り


・仕事の時は、オレンジ+ペパーミントのアロマ

・寝る時は、フローラル系のアロマ

グレープフルーツの香りでメンタルをリラックス

フランキンセンスが好き

場所/服装を変える


・少しの間にカフェ

コワーキングスペースに行く

・帰ったら部屋着に着替える

番外編


百貨店の生グレープフルーツジュースを飲む

・好きな音をBGMに(FMの交通情報)

みなさん、色々と工夫されています。
百貨店の生グレープフルーツジュースは
わかるー
と思いました。

昔、母親と買い物に行って
疲れたらこのフレッシュジュースを飲んでました。
すごい回復した気になるんですよね笑。

記憶と「香り・音・場所・着るもの」


改めて感じたのは、
「香り・音・場所・服」は、
私たちの過去の記憶と
深く結びついている
ということ。

こうした五感の刺激は、
実は私たちが“自分に戻る”ための
リセットボタン
なのかもしれません。

未来を見据えて前に進みながらも、
どこかで「本来の自分に還りたい」
と思っている部分があって、
そのために過去の記憶と結びついた感覚が、
心の奥深くでそっと背中を押してくれる。

だから、私は五感を使って
オン・オフを切り替えることを、
ただの“習慣”としてではなく、
“自分を取り戻す時間”としても
大切にしたいなと思いました。

まとめ あなたのスイッチは何ですか?


人それぞれ、スイッチの
入れ方・切り方は違います。

でも、五感を使った切り替え方法は、
誰にでも取り入れられるシンプルな方法です。

がんばらずに、自然と行動を始めたい。
そして、きちんと休みたい。

そんなとき、音や香り、服や時間が
やさしく背中を押してくれるかもしれません。

「これをすると、私は動ける」
「これをすると、私は休める」

そういう“自分のための合図”を、
日常の中にそっと置いておく。

それだけで、人生は少し軽やかに、
心は少し自由になります。


無理してがんばるのではなく、
「今の自分にちょうどいいリズム」で生きていく。

その感覚を大切にしたいと思うんです。

あなたは、どんなときにスイッチが入りますか?
そして、どんなふうにオフへ切り替えていますか?

この記事を書いた人

LPクリエイター
旅をしながら、心と未来を整える。
自由に生きる力と、
私らしいしごとを育てています。
2026年からはSFC修行予定。
元銀行員、中国料理研究家

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