湖の静けさに、心がほどけた日。琵琶湖で整える、自分と未来

初めて訪れた琵琶湖の穏やかな風景と、
静けさに包まれる宿。
五感をゆるめながら、
自分を整えるヒントを
受け取った旅の記録です。
湖の静けさに、心がほどけた日。琵琶湖で整える、自分と未来
はじめての「琵琶湖」

ビジネス合宿で1泊2日で、
琵琶湖が真ん前にある宿に行ってきました。
まず驚いたのは、
最寄駅の米原まで新大阪から
新幹線でたったの30分という近さ。
米原から無料送迎バスで、
宿までは15分ほど。
関西にずっと住んでいるのに、
実は琵琶湖のあたりに足を運ぶのは
今回が初めてでした。
琵琶湖というと琵琶湖の生態系に
悪影響を及ぼす外来魚として
ブラックバスの駆除をすすめている
というニュースを昔見たことあるくらい。
日本一大きい湖と言われても
私が特段琵琶湖に
惹かれることはこれまでなかったのです。

1日目は風が強くて、
湖の水面がまるで海のように
波立っていました。
その波は不規則で、
まるでヤマアラシのような
トゲトゲとした表情もあって、
それがとても印象的でした。
あんな湖の光景をテレビでも
見たことなかったので驚きました。
ホテルの従業員さんは、
「私は波打っている方が好きです」
とおっしゃっていました。

実は、これまで「湖」という存在に
触れてこなかったので、
私の中ではとても新鮮な体験。
湖畔で過ごした時間は、
海ともまた違う静けさがあって、
なんとも言えない心地よさがありました。
海のように磯の香りもなく、
どこか柔らかくて穏やかで、
湖の存在そのものが
癒しになるんだなと感じました。
つまり、「琵琶湖」なかなかいいやん!
ってことです。
素足で感じた、畳の心地よさ




今回泊まったお部屋は、
洋室と和室が組み合わさった
“和洋室”のようなつくり。
そしてなんと、
お部屋に温泉が引かれていて、
露天風呂までついているという、
なんとも贅沢な空間でした。
畳のある部屋に素足で立った瞬間、
「あぁ…足の裏が喜んでる」
と思ったんです。
柔らかさとぬくもりが、
じんわりと体に伝わってきて、
自分が“ちゃんと今ここにいる”
という感覚が戻ってくるようでした。
それに天井も高くて、空間が広い。
この「高さ」と「広さ」って、
心にも直接作用する気がします。
自然と気持ちが開放的になって、
深呼吸がしたくなる空間でした。

そして何より、
窓からは目の前に琵琶湖が
ドーンと広がっているんです。
湖の上には何もなくて、
ただただ大きな空と水の景色。
その“何もない”が本当に贅沢。
鳥が飛んでいくのを目で追いながら、
ただぼーっと過ごす時間が、
とても心地よかったんです。
お部屋で過ごす時間そのものが、
外に出かけなくても
“旅”になるようなそんな感覚。
建物自体もまだ新しくて
(2023年の8月開業)、
どこも清潔で居心地がよく、
気持ちよく過ごせました。
この空間に包まれているだけで、
“がんばる”でもなく、
“なにかをしなきゃ”でもなく、
ただ在ることを許される時間だったなと、
しみじみ思います。
“何もない”が、いちばんの贅沢

お宿のお湯はとろっとしていて、
肌あたりがとてもやさしかったです。
お湯の中でお肌を触ると
ぬるっとする感覚。
なんだか保湿されている気分。
「温泉ってやっぱりいいな」って、
しみじみ思いました。
女性ってお肌の調子がいいと、
それだけで気分が上がるもの。
ゆっくり湯船に浸かれる贅沢な時間は、
自分にとって大きなリセットになりました。

いつもはパパッと済ませるスキンケアも、
少し丁寧に時間をかけたくなったりして。
「気分が変わる」って、
こういうことなんだなと実感。
来年から
「旅をしながらしごとをする」
ということをスタートさせるので、
一人でここにきて、
どんな時間を過ごすのかな?
と妄想してみたんです笑
そしたら、
最高すぎて、胸が高鳴る
のがわかりました。
考えている間は、
ニヤついていたかもしれません。
静かで空が広くて、
誰にも邪魔されない時間。
想像するだけで、
インスピレーションが
どんどん湧いてきそうで。

静寂って、私にとって
すごく大切なんだな
と改めて気づかされました。
今こうして大阪に帰ってきて、
文章を書いていると、
あの静けさが恋しくなります。
私は車の多い場所に住んでいるので、
普段から耳に入ってくる雑音が、
実はストレスだったんだと気づきました。
静かな場所に身を
置いたからこそ、気づけたこと。
これって、ものすごく大きな発見でした。
「何もない、音もない。」
これが必要なんです、私には。
広い空の下で、心がほどけていく

彦根城を訪れた時も、
緑に囲まれた空間の中でスーッと
息を吸い込んだ瞬間、
体の中の酸素が「ひゅるるる」っと
入れ替わるようなそんな感覚がありました。
自然に包まれると、
体も心もほんとうに喜ぶんですね。
こうした体感を通して思ったのは、
もちろんビジネスの
アイディアもそうだけれど、
自分の中から出てくる
“言葉”そのものも
変わってきそうだということ。

空間の広さが心の広さに繋がっていて、
家の中にいると小さな箱の中に
閉じ込められているように
感じることもある。
空が広い場所に行くと、
自然と心が解放される
と強く感じました。
思っていた以上に、
湖という場所は
私の心を穏やかにしてくれました。
こういう場所を、
点々と巡ることができたら。
それは、私にとってものすごく大きな
力につながるかもしれない。
そんなふうに思えて、
来年から取り組む
「旅をしながらしごとをする」
がさらにワクワクしてきました。
「こうでなければ」を手放す準備期間

今回の合宿では、
高橋貴子先生の「下半期の方針」
に触れながら、AIによって時代は
確実に変わってきていると再確認しました。
私はすでに来年のやりたいことが
見えているので、迷いはないけれど、
それでも「頭を柔らかくする」ことの
大切さを痛感しました。
「こうじゃないとダメ」「一つに絞らなきゃ」
そんな思い込みを、今のうちに手放しておきたい。
今はもう「一人でやる時代」ではなく、
誰かと組み、新しい価値を生み出す時代。
そして、「一つじゃなくていい」時代。
この感覚を持てたことが、
今回の大きな収穫のひとつです。
自分のアクセルを正しく踏むために

下半期に向けて、
自分をもう一度チューニングする。
今、そんな時期に来ているんじゃないか
と感じています。
「これから動いていこう」
「アクセルを踏んでいこう」
そう思ったときに大切なのは、
勢いでも、根性でもなくて、
“自分の感覚が整っているかどうか”
なんだと考えます。
どんなに予定を立てても、
どんなに素晴らしい目標を掲げても、
自分が「何が好きか」
「何に惹かれるのか」を
ちゃんと感じ取れていなければ、
そのアクセルは、
思った方向には進まない。

逆に言えば、
今、自分の“好き”を
見つめ直すことができれば、
それが、下半期を加速させる
一番の土台になるはず。
だからこそ、このタイミングで、
一度立ち止まって、自分の感覚や価値観を
やわらかく整えておくことが、
これからの流れを大きく変えてくれる
私はそう思っています。
琵琶湖での気付き
合宿の様子の動画をご覧になりたい方はこちら。
画質は1080pがおすすめ!
右上の⚙️マーク>画質>1080p
私の気付きをまとめました。
整え|湖の静けさが教えてくれた、“思考のノイズ”の手放し方
静かな場所に身を置くことで、
いかに日常に雑音が多かったかに
気づかされました。
音のない時間が、
思考をクリアにしてくれた気がします。
旅する感性|とろりと肌を包む湯と、湖畔の風の匂い
温泉のお湯のやわらかさや、
風に揺れる湖の水面、
深呼吸して体の中の酸素が
入れ替わる感触。
五感すべてで「今ここにいる自分」を
味わえたことが、とても心に残っています。
学び・未来|“一つじゃなくていい”を受け入れた、私のこれから
「こうでなければ」と思い込んでいた枠を
外した先に、新しい可能性がある。
人と組むこと、仕事を掛け合わせること、
そして複数の顔をもって進むこと。
これからの時代に必要な柔軟さを、肌で感じました。
ちょっとしたこと|湯船を独り占めした朝、私がしていたこと
誰もいないお風呂で、
のびのびと湯に浸かりながら、
美しい景色を見て、物思いにふける。
こんな日は5時でも
目覚ましなしでも起きられる不思議。
いつもは省略しがちな
スキンケアを丁寧に。
お肌が調子がいいと、
1日気分がいい。
そんな“ちょっと贅沢な自分時間”が、
日常の中の気分転換になるんだ
と気づけた旅でした。
