変わりたいのに、変われないのはナゼ? 2冊の本が教えてくれた、“変わる”ためのヒント

「変わりたいのに、変われない」
と私の周りでもよく耳にするけれど、
それって何が原因があるのだろう?
という疑問を2冊の本が静かに
解きほぐしてくれました。
読書からはじまる小さな一歩が、
未来を変える大きなヒントに
なるかもしれません。
変わりたいのに、変われないのはナゼ? 2冊の本が教えてくれた、“変わる”ためのヒント
はじめに

今日は朝から少しゆっくりと
時間がとれたので、
ずっと気になっていた本を開いてみました。
実は最近、「もっと自分が喜ぶことをやりたい」
と感じる瞬間が増えていて、
自分の中で何かが変わりたがっているのを
うっすら感じていたんです。
みなさんも
変わりたいのに、なぜか動けない。
頭ではわかっているのに、動けない。
そんな葛藤を抱えている方って、
意外と多いのではないでしょうか?
今日は、そんな
“変わりたいのに変われない理由”を、
本を通して深掘りしてみたいと思います。
今回読んだ本は、こちらの2冊。
2冊の本を知ったきっかけ

少し前に上京した時、
『没入読書』の著者・渡邊康弘さんと
お会いする機会がありました。
新刊をサイン入りでプレゼント
していただきました、嬉しい!
渡邊さんはなんと1年で3,000冊以上を
読破される方。
「極上の読書体験」という言葉に
ワクワクが止まりませんでした。

表紙はクラゲがホログラムで
キラキラしてとってもキレイです。
会話の中で
「いつかは2拠点生活をしたい」と、
ぽつりと本音をこぼしたときに、
「それだったら、すごく合う本があるよ」
と渡邊さんが教えてくださったのが、
この『スーツケース起業家』だったんです。
当時はもう流通していない本とのことで、
後日Yahoo!オークションで中古品を購入
してようやく手に入れました。

2016年に書かれた本で、表紙には
「スマホとまっとうなアイデアだけで、
自由に旅して稼ぐ新しい生き方」
という言葉が書かれていて、
それを見た瞬間に「今の私に必要な言葉だ」
と直感で思いました。
ふだん何気なく口にした
「こうなりたいな」という思いに、
そっと“本”という形で道を示してくれる。
そんな出会い方ができたことも、
この本を大切に読みたい
と思えた理由のひとつです。
旅しながら働くという選択肢

『スーツケース起業家』
2016年に出版された
ニュージーランド出身の起業家
ナタリー・シッソンさんの著書。
スーツケースひとつで
世界中を旅しながら働く
ライフスタイルを実現し、
「スーツケース起業家」として
自由な働き方を提唱している。
タイトルには
「自由に旅して、十分に稼ぐ新しい生き方」
とあり、副題には
「オフィスも上司も部下もいらない。
必要なのはスマホと真っ当なアイデアだけ」
と書かれていました。

まず、「これってコロナより前の本だよね!?」
とびっくりしました。
今でこそオンラインで働く人が増えましたが、
それよりもずっと前からこうした
“自由な働き方”を実現していたなんて、衝撃でした。
自由に働くために必要な4つのもの

本の中で紹介されていた
「自由に働くために必要な4つのもの」
が印象的でした。
- ノートパソコン(またはスマートフォン)
- インターネット接続
- 真っ当なビジネスアイデア
- 正しい思考回路
1と2はお金で手に入ります。
でも3と4は、自分の内側にあるもの。
特に「正しい思考回路」
この言葉に、私は深く引っかかりました。

もしかして、
“変われない”理由って、
自分の思考にこそあるのかもしれないと。
そう思った瞬間から、
本の内容がまるで自分への
メッセージのように
響きはじめたのです。
変わりたいのに、変われないのではなく…

この本の中には、
こんな一節がありました。
理想のライフスタイルは、
そんなに難しくない。
でも、あまりにも怖くて、
現状が心地良すぎて踏み出せないのだ。
読んだ瞬間、胸にズシンときました。
“変わりたいのに、変われない”のではなく、
“変わるのが怖い”
“実は、変わりたくない”と思っている。
やはり心地の良いところからは
なかなか抜け出せないのかもしれません。
本当の変化は、快適領域の外にある

本当の変化を望むなら、
見慣れない場所に行って
居心地の悪さを経験しなさい。
この言葉、私は「確かにそうだな」
と深くうなずきました。
快適領域=コンフォートゾーン
人は、快適な場所にいると、
それ以上を望まなくなります。
現状にそれなりに満足していたり、
「まぁこれでいいかラクだし」
と思っていると、
動く理由がどんどん薄れていきます。
だけど、それって本当に
自分の望んでいる人生なんでしょうか?

私は今は、
「もっと自由に」
「もっと自分らしく」
「もっと世界とつながりながら生きたい」
と心から思っています。
それは考えると自分の心が
ワクワクするのがわかるから。
だけどその未来に近づくには、
“ちょっとだけ怖い場所”に
足を踏み出す勇気が
必要なんだと感じました。

ワクワクもあるけれど、
ちょっとハードルもあってドキドキする。
変化は、ぬるま湯の中にはない。
ちょっと怖くて、ちょっと不安な場所にこそ、
未来を切り開くヒントがあるのかもしれません。
私が学生時代に
知っている人が一人もいない
中国留学で大きく変われたのも、
この居心地の悪い体験をしたからだと
納得がいきます。

物質的なものより、経験を選ぼう

「ガラクタの持ち物を減らすことだ」
この一文に出会ったとき、
心がふっと軽くなりました。
ミニマリストのように生きることは、
ただ物を減らすだけじゃなく、
本当に大切なものに集中する自由を
手に入れるということ。
著者は「物を買うより、経験を買いたい」
と言います。
旅の中で出会った景色、
挑戦の中で得た気づき、
心が震えるような出会い。
それらはすべて、ずっと残る“財産”。
高価なバッグや家電では
得られない満足が、
人生にはちゃんとあるんだということ。

結局、必要なのは、
健康と笑顔と冒険心。
この3つさえあれば、どこにでも行ける。
どんな自分にもなれるというのです。
私は、2023年も2024年も12月に
体調を大きく崩しました。
健康が失われると、笑顔もなくなるし、
冒険心なんて全く出てこなかった笑
早く普通に生活をできるように
なりたいとベッドの上で思うばかりでした。
この、健康・笑顔・冒険心は
とても大事な要素であることに合点します。
人って愚かで、
失って初めて気づくものが多いですね。
子どもの頃の夢は、今も生きている

「子どもの頃、現実なんて考えずに、
純粋に夢を見ていた」
その言葉を読んだとき、
胸の奥がじんわりと熱くなりました。
小さい頃、
「ブドウ好きだから、フルーツ屋さんを開きたい」
「料理が好きだから、レストランで働きたい!」
「色々な国に行きたいから、CAになりたい!」
現実それが難しいとか、
実際に自分がそれができるなど考えず
無邪気に「こうしたい!」という自分がいました。

でも、成長するにつれ、
・お金がないから無理。
・現実的じゃない。
・難しそう。
自分のワクワクや喜ぶものを無視して、
「できそうなこと」を選びがちに
なっていたことに気づきました。
でも、思い返してみると、
あのときの夢はずっと心の中に残っていて、
気づかないふりをしながら、
実はずっと望み続けていたのかもしれません。

ナタリーさんの言葉に、
もうひとつこんなものがあります。
人生に現れる障害は、
それをどれだけ欲しているかを
試しているだけ。
今、目の前にある壁は、
諦めろという合図ではなく、
「本気?」と問いかける
サインなのかもしれません。
あの頃のワクワクをもう一度取り戻して、
今度こそ“自分の人生”を歩いていく。
そんな選択をしてもいい時が、
来ている気がしています。
このブログを偶然にも読んでいる方も、
選択してもいい時が今まさに到来している
というサインかもしれません。
「変わりたい」の扉を開く鍵のひとつは、“読書”

『没入読書』を読んで、
時間の使い方で、
人生変わるんじゃない?と思いました。
人生を変える鍵は、毎日の2時間と
月2万円を“読書”に
あてることなのではないか。
という一文を見た時に、
「1日2時間、実はどうでもいいことに
使っている時間があるかもしれない。」

たとえば、なんとなく
SNSをぼーっと見ていたり…。
特に目的があるわけでもないのに、
気づけば30分、1時間が過ぎていた。
そんな経験、誰にでもありますよね。
私にも、もちろんあります。
でも、その“なんとなく”使っていた時間を、
「本を読む時間」に変えることができたら、
人生って静かに、でも確実に変わっていく
のではないかと、心から感じました。
すべて読まなくていい。“心に響く一文”を

「本は全部読まなくてもいい」
という考え方も心を軽くしました。
「最初からちゃんと読まなきゃ」
「内容をきちんと理解しないと」
そう思ってしまうと、
読書って少し構えてしまいますよね。
でも実は、本をパッと開いた時に
目に入ってきた一文。
それが今の自分にとって
大切なメッセージかもしれない。
全部読まなくてもいい。
けれど“心に触れる一文”に
出会えるかどうかは、本当に大きい。
だからこそ、なんとなくスマホに
時間を使ってしまう代わりに、
ほんの5分でもいいから、本を開いてみる。
その小さな習慣が、
思考を整えて、心を静かにして、
未来を変えていく力になるのかもしれません。
まとめ

「変わりたいのに変われない」
そのモヤモヤの正体は、
“変わってはいけない”
“実は、変わりたくない”と思っている。
と思っている自分の呪縛に
あるかもしれません。
本を通して、
自分の思考にそっと光を当てたとき、
気づいたんです。
私たちはいつでも
「選択し直す」ことができるのだと。

読むことで心が軽くなる。
読むことで、自分とつながる。
読むことで、未来が少しずつ見えてくる。
変化は、いつだって
小さな一歩から始まります。
それがやがて、仕事の質も、
人生の心地よさも変えていくはず。
私はまず、朝の10分読書をはじめてみます。
変わらないことも、変わることも、
すべては自分が選べる。
そのことに気づけた今日のこのブログが
“本当の自由”へのヒントとなれば、
うれしく思います。