両国「江戸遊」湯ワーク滞在記 | ホテルが高い東京で見つけた“癒しの夜”。女性ひとりでも安心して宿泊

ホテル代が高い東京で、
女性ひとり出張でも安心して
“休む×働く”が叶う場所を探し、
初めてのスーパー銭湯泊に挑戦。
両国「江戸遊」を実体験し、
アクセス・料金・女性専用スペース・
ワーク環境・周辺の朝ごはんまで
ご紹介します!
両国「江戸遊」湯ワーク滞在記 | ホテルが高い東京で見つけた“癒しの夜”。女性ひとりでも安心して宿泊
こんな方におすすめ

- 女性一人で東京に出張する方
- ホテル代を節約しつつ快適に過ごしたい方
- リラックスしながら仕事したい“湯ワーカー”
- お風呂好き・温泉好きの方
女ひとり「ホテル以外の選択肢」を探して
東京出張、いつも悩むのが
「どこに泊まるか?」

最近はホテル代が高騰していますよね。
曜日にもよりますが、
2万円以上する時もしばしば。
私は、ホテルの部屋のお風呂だと
満足できず、できるだけ大浴場が
あるホテルを予約するのですが、
翌日の予定などを考えると
なかなか「ここ!」という
場所が見つからない時もあります。

そんな中で今回、
私が初めて挑戦しようと思ったのが
“スーパー銭湯泊”という新しい選択。
普段は「癒されながら働く
=湯ワーク(湯×ワーク)」をテーマに、
お風呂やカフェを仕事場にすることも
多い私ですが、「スーパー銭湯で一晩過ごす」
というのは初体験でした。
向かったのは、東京・両国にある
【両国湯屋 江戸遊(えどゆう)】さん。
結果から言うと、
想像以上に快適で、癒されて、
仕事までできる最高の場所でした。
江戸遊の基本情報|アクセスと料金

- 〈場所〉
東京都墨田区亀沢1丁目5-8
JR両国駅(西口)から徒歩約6分
都営大江戸線 両国駅(A3出口)から徒歩約1分 - 〈営業時間〉
朝10:00〜翌朝8:30
(年中無休・メンテ休館1-2日あり) - 〈料金〉
通常 2,970円(時間無制限)
カード会員 2,570円
→ 火曜は会員限定で 2,370円 - 〈深夜割増〉
1:00〜6:00の間、
1時間ごとに360円(最大1,800円)
つまり、
2,970円+1,800円
=4,770円で一泊宿泊が可能。
私は、夜ごはんもいただいたので、
5,920円でした。まさかの6,000円切り!
都内でこの価格はかなり良心的ですよね。
私は「ニフティ温泉」の電子チケットを使い、
さらに200円引きの2,720円で入館できます。
事前購入しておくと、
当日スムーズに入れます。
館内着もタオルも付いているので、
手ぶらで行ってOK!
アメニティも揃っています。
19時、両国に到着
横浜での仕事を終えて、
19時すぎにJR両国駅に到着。
木曜日に訪問しました。
両国駅から歩いて6分ほど。



今回の出張は1泊2日。
スーパー銭湯によっては、スーツケースは
受付に預ける場合もあるので
あえてスーツケースを持たずに
身軽な格好で江戸遊さんへ。
建物を見たときの第一印象は
「あれ? 思ったほど大きくない」という感じ。
もっとドーンとした
スーパー銭湯を想像していたんですけど、
外観は落ち着いていて、
どこか街の銭湯っぽい
親しみやすさがありました。

まずは、ロッカーに靴をしまいます。
女性用と男性用に分かれているので、
床に女性用の表示があるので
間違えないでくださいね。

受付でニフティ温泉で購入した画面を
見せて、リストバンドを受け取って、
タオルと館内着をもらい、
ロッカーへ向かいました。
女性フロアは4F。

館内の雰囲気
出張帰りで汗をかいていたので、
まずはお風呂に直行。


ロッカー内は撮影は禁止のため、
写真は公式サイトから引用します。
<浴室アメニティ>
シャンプー・コンディショナー・ボディソープ・洗顔料・歯ブラシ・ボディタオル
<女性ドレッサー>
化粧水・乳液・メイク落とし・ヘアウオーター・綿棒・コットン・くし・ブラシ・ヘアアイロン・Refaドライヤー
大浴場には6種類のお風呂と2つのサウナ。
①高濃度炭酸湯

お風呂に入って
最初に選んだのは、高濃度炭酸湯。
ぬるめの温度で、38度くらい。
お湯の中にいると、
体の周りに気泡がじわじわと
まとわりついてきて、
効いてるーって感じがしました。
ただ、ちょっとだけ塩素の匂いがしました。
許容範囲なんですけどね。
木曜日に訪問したのですが、
多くのスーパー銭湯では、
炭酸泉は大人気でなかなか
入れないこともあるのですが、
2-3人しかおらず、隣の人との距離が
ほどよくあるのも良かった!
お湯の温度がちょうど良いから、
つい10分、15分を2回入り、
じんわり体の芯から
あたたまっていく感覚を味わいました。
②スーパージェット湯

「スーパージェット」風呂では、
ボタンを押すと泡が勢いよく噴射。
泡で、血行が良くなる感じが好き。
名古屋モザイクDesignAward2020銀賞を受賞
しているようです。
③水風呂

水温18度の水風呂。
サウナに入った後、水風呂に入ると
ポカポカが持続する感じがします。
④漢方薬湯(露天風呂)

露天エリアには「漢方薬湯」もあり、
体の芯から温まります。
独特の香りは好き嫌いが分かれそうですが、
「効いてる感じ」がしてこれはこれで癒し。
私はちょっと香りが苦手笑
⑤寝湯「月見の湯」(露天風呂)

背中を湯の上にゆるっと
浮かせるような感じで横になるんですけど、
重力から解放される感覚というか、
“何も考えなくていい時間”がそこにありました。
寝湯は広くはないけれど、
ひとりでゆっくりするには
ちょうどいい広さ。
1箇所だけ天井が空いている場所があり、
そこが特等席!
空が見えるので物思いにふけりながら
体を癒すことができます!
入って一番奥がその場所です。
⑥あがり湯

あがり湯では週替わり。
私が行った時は、「りんご湯」。
可愛い色していましたよ。
番外編|泥パックコーナー

さらに印象に残ったのが、泥パックコーナー。
「顔以外には使用しないでください」
と書かれていたので、おそるおそる顔に
塗ってみたのですが、洗い流すと肌がつるつる!
化粧水の入りが良くなって、
プチスパ体験のようでした。
①フィンランドサウナ

まずは定番のフィンランドサウナ。
温度は90度前後。
まさに“王道”という感じでした。
余計な演出はなく、
体の芯までぐわっと温まる。
汗がじんわり出てくるあの感じ、
やっぱり好きなんですよね。
②アロマスチームサウナ

漢方湯の香りが苦手で
「あ、これは長くは入れないかも…」
と感じて早めに出ました。
それで、すぐアロマハーブサウナへ。
扉を開けた瞬間、
ふわっと広がるアロマとハーブの香り。
やさしくて、熱気でガンガン汗を
かくというよりは、
香りで体を温め直すようなサウナ。
「自分の体をいったん燻し直した」
ような感覚でした。
お風呂のあとはやっぱり「ごはん」
一通りお風呂とサウナを満喫したあとは、
もうね、お腹が空いてました(笑)。
館内には食事処がいくつかあって、
私は3階にある「北斎(ほくさい)」
というお店に行ってみました。

カウンター席とお座席があります
照明もやわらかくて落ち着いた雰囲気。

お風呂上がりにふらっと寄るのに
ちょうどいい感じです。
タッチパネル+リストバンドを
かざして注文します。

メニューを見てすぐ目に入ったのが、
大好きな唐揚げ定食。
この後お仕事をする予定なので、
ビールは我慢!

ただ、正直に言うと
横浜のスカイスパさんの
唐揚げのほうが私は好みです。
あっちは揚げたての香ばしさと
ジューシーさが段違いで、
ごはんが止まらなくなる感じ。
江戸遊さんの唐揚げも悪くないんですけど、
ちょっと“家庭的な味”という印象でした。

「北斎」以外にも、軽食がとれる
Cafe「応為(おうい)」があります。
葛飾北斎と娘さんの名前が
使われているのですね。
そこではビールやサワー、コーヒー、
アイスなんかも買えます。
自販機もたくさんあって、
ソフトドリンクやおつまみも
手軽に買えるのがいいところ。
支払いはリストバンドでピッとするだけ。
キャッシュレスで済むのが、
地味にありがたいです。
※一部現金専用の自販機あり。
Cafe「応為」は営業時間中は
いつでも使えるようです。
岩盤浴


今回は、岩盤浴は使用しませんでしたが、
営業時間は、11:00 – 深夜2:00。
館内着と岩盤浴着は別なので、注意です。
女性専用エリアの安心感

江戸遊の魅力は、
なんといっても女性専用フロアの充実度。

リクライニングチェアの休憩スペースや、
可愛いクッション、
ハンモックのコーナーまであります。

そして驚いたのが
昔の湯船をそのまま残したワークスペース。
こういう囲まれた場所って
なんだか落ち着きますよね。

サウナ室だった部屋が
テレカンブースに改装されていたり、
「お風呂文化と仕事空間の融合」
というコンセプトが面白い!
仕事用の電源・
Wi-Fiも完備されているので、
日中のリモートワーク利用にも向いています。
また、テントもあるので、
人の目を避けたいという方は
こちらもおすすめです。

リクライニングチェアが最高すぎた

女性フロアにある
このリクライニングチェア、
実はかなり優秀です。
背もたれと足元の角度を細かく調整できて、
ほぼフルフラット+
枕代わりになるクッション付き。
身長167cmの私でも余裕がある長さで、
岩盤浴のタオルを
毛布代わりにしても寒くなく、
快適に一晩過ごせました。
リクライニングを起こして、
仕事も快適にできました。

耳栓と着圧ソックスを持参していたので、
いびきや足のむくみ対策もばっちり。
ホットアイマスクを
アイマスクがわりにして、
朝までぐっすり眠れました。
「ホテルのベッドじゃなくても、
こんなに寝られるんだ」と感動しました。
洗面台には、最新のリファのドライヤーも
設置されていて、「美容面もぬかりなし」
という感じが好印象。
朝風呂とゆるっと時間
朝風呂はまさに贅沢そのもの。
「東京の朝を独り占めしてる」ような気分に。
ほぼ貸切状態で入れたのも嬉しかったです。
大きな湯船に一人。
「今日も頑張ろう」と自然に思える時間でした。

ハンモックに包まれて朝の
「作戦会議」。
宙に浮いているし、
包まれている感もある。
「こんな朝の始まり方、最高だな」
と感じました。
チェックアウトは8時半。
無人精算機があるので、お会計。
カードも使えます。
両国「文殊」で味わう、昭和の朝ごはん
カフェでコーヒーとトーストもいいけれど、
両国の下町感が楽しみたいと思った私。
そして、あたたかいものを
食べたい気分だったんですよね。
それで、スマホで
「両国 朝ごはん」って検索してみたら、
評価のいいお蕎麦屋さんや
おうどん屋さんが何軒か出てきて。
「お蕎麦かぁ…朝から蕎麦もいいかも」
って思いながら、
いくつか口コミを見ていたら、
“そば うどん 文殊両国本店”
というお店が気になりました。

写真を見ると、
なんだか昭和っぽい雰囲気で、
お兄さんがひとりで切り盛りしているみたい。
その時点で、なんかもう
“行きたいスイッチ”が入りました。
「文殊」さんの営業時間は、
平日の7時〜16時。土日は休み。
お兄さんが一人で切り盛りされていて、
昭和レトロな雰囲気がなんとも落ち着きます。

8時半ごろに入ったのですが、
おじさんが1人先客として
いらっしゃいました。
店内に大量のかき揚げがあったので、
おそらくかき揚げそばが名物なのか?
とも思ったのですが、
最近血糖値コントロールを意識しているので、
「岩海苔そば」にしてみました。

お出汁がしっかりしていて、
関東風なのにしょっぱすぎず、
どこか関西寄りの味わい。
朝から温かいお蕎麦をすすっていると、
旅と仕事の疲れがすっと癒えていくようでした。
麺もほどよくコシがあり、量もしっかり。
「この内容で580円!?」と驚くコスパの良さ。
通勤時間帯だったので、
歩いている人は迷うことなく
一直線に歩いて行く。
みんな足早で、流れるように向かっていく中、
私はその場にいるのに、
自分だけちょっとゆっくり時間が
流れているような気がしました。
両国の日常というものを間近で感じながら、
でも、自分はその流れの中には入っていない。
同じ場所にいるのに、
違う時間を生きているような
そんな感覚が、なんだか面白かったです。
“湯ワーク銭湯泊”という新しい選択

今回の滞在を振り返ると、
「お風呂で癒され、静かな空間で仕事もできて、
割とよく寝られて、コスパもいい」
これ以上ないくらい満たされた時間でした。
江戸遊さんは、
- 女性専用スペースがある
- コスパが良い(宿泊+入浴+食事で6,000円以内)
- 駅近でアクセス抜群という3拍子がそろった、
安心・快適な癒し空間。
ホテルが高くて困った時、
終電を逃した時、あるいは
「ちょっとリセットしたい」そんなときに、
思い出してほしい場所です。
東京で“癒されながら働く”という新しい選択肢、
それが私の湯ワーク&宿泊、両国・江戸遊滞在記でした。
詳細については、
こちらの公式サイトをご覧くださいね!
最後まで読んでいただき
ありがとうとうございました。
